遠視と老視(老眼)はどう違うのでしょうか?

 

[2014.05.07]


Q:遠視と老視( 老眼 )はどう違うのでしょうか?
A:「遠視」とは、遠くの見え方についていっている言葉です。
遠視と老眼の違い
老視(老眼)」とは、近くの見え方についていっている言葉です。
ともに凸レンズで補正することが多いため混同しがちですが、メカニズムがまったく異なります。
遠くがよく見える目には「遠視」と「正視」があり、「正視」のことを「良い目」といっています。
「正視」は、ピント合わせをしない状態で遠くがよく見え、近くを見るときに初めてピント合わせをします。
人は誰でも、近くを見るときにはピント合わせをして見ているのです。
「遠視」の場合、遠くを見るときにもピント合わせをしています。
近くを見るときはさらに強くピント合わせをしなければなりません。
従って、裸眼でいると四六時中ピント合わせをしているので、たいへん目が疲れやすいのです。
「老視」とは、遠くを見ることとは直接関係なく、年齢とともに近くを見ようとするときのピント合わせの力が弱くなり、ふだん近くを見ることが困難になることです。
メガネレンズとしては、遠視には凸レンズを、老視にはその人の目に対して凸側のレンズを使用していますが、遠視の場合は遠くを見るときに使い、老視の場合は近くを見るために使います。
<参考情報>
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