災害時におけるメガネの必要性


このたび広島市内で発生した土砂災害によりお亡くなりになられた方へお悔やみを申し上げますとともに、被災した方々にお見舞い申しあげます。
いつどこで起きるかわからない災害に備えて、水や食糧や、ラジオ、懐中電灯など、防災グッズを用意している方も多くいらっしゃると思いますが、災害時に避難することを考えると、いちばん最初に必要になってくるものの一つがメガネだと思います。
コンタクトレンズは、ケアーや装用時間の問題がありますので、災害時にはやはりメガネが必要です。
普段メガネやコンタクトレンズを使用されている方で、災害時用のメガネを準備している人はどのくらいいるでしょう?
人間は情報の約80%を目から得ています。
災害時であればなおさら見えにくい状態で避難するのは危険が伴いますし、見えるということは、危険を回避し命を守ることにも繋がります。
また、過酷な状況の中で見えにくい状態が続くと不安な気持ちも増長され、精神的にも負担が大きくなります。
阪神淡路大震災の時や、東日本大震災の時には、メガネが不足したと言われています。
また、避難生活でも、メガネもコンタクトレンズもなく、避難生活に支障をきたした方が多くいらっしゃったと報道されていました。
裸眼視力の悪い人にとっては、メガネやコンタクトレンズは身体の一部であり、食糧や水と同じ位、災害時や避難生活に必要です。
普段から、メガネやコンタクトレンズをご使用になられている方は、もしもの時に備えて、寝る時には枕元にメガネを置くことや、防災グッズの中に予備のメガネを入れておく等、準備をしておくことをおすすめします。