読書の秋、遠近両用メガネで疲れる方は老眼鏡のご利用を!

 

[2014.08.18]


暑い日が続いていますが、立秋が過ぎて、暦の上では秋になりました。
秋といえば、読書の秋ですね。食欲の秋の方もたくさんいらっしゃると思いますが…
シニア世代のお客様とお話しをしていますと、昔は読書が趣味だったが、最近は眼が疲れるのであまり読まないようにしているという声をよく聞きます。
そのお客様のご使用のメガネを調べると、当たり前ですがメガネレンズの度数が弱くなっているものをそのままご使用しているケースが多いです。
その他に、意外に多いのが、遠近両用のみを使用していて(メガネの度数はあっている)、見え方は不自由を感じてないのに、疲れを訴えるケースです。
最近の遠近両用レンズは、とても進化していますので、通常に使用するには問題は少ないと思いますが、遠近両用レンズは、原則、近くを長く見るように設計されておりませんので、遠近両用レンズで長く読書をすると疲れてしまいます。
これは、遠近両用レンズで近くを見るには、眼の周りの筋肉を使って、目線を下げて下目使いで見ることと、遠近両用レンズの狭い近用部を使って見ないといけないことが原因です。
遠近両用メガネを掛け始めの頃は、眼の周りの筋肉もそれなりにあり、遠近両用レンズの遠用度数と近用度数の差も少ないので、近用部のスペースも比較的広く影響が出にくいのですが、ご高齢になりますと、眼の周りの筋肉も弱くなり、遠近両用レンズの遠用部と近用部の差も大きくなる為、近用部のスペースも狭くなります。
そのような条件で長く読書をすると疲れてしまいます。
その場合は、普段の生活には遠近両用メガネを使用し、長く読書をする時には手元専用の老眼鏡に掛け替えてご覧いただくと、広い視野で無理して目線を下げる必要がなくなり楽になります。
当店では、パソコン距離までカバーできる老眼鏡や、歩ける老眼鏡も取扱っておりますので、是非、ご相談ください。